「だったら債券でいいじゃん」
この言葉、正論っぽい。
強い正論って、だいたい人の心を静かに削る。
ソフトバンク(9984)みたいに、良くも悪くも動きが派手な銘柄を見てると、
この正論が刺さる日がある。
でも、刺さるってことは——
自分の投資目的が、その日はブレてるってことでもある。
今日の一文(または式)
「“債券でいいじゃん”は正論に見えるけど、『何を避けて何を取りに行くか』の話なんだよね」

債券リスクと安心:『逃げたくなる怖さ』を先に言語化する
自問①:自分は何を怖がって、債券に逃げたくなる?(下落・不確実性)
まず最初にやるのは、怖いものの棚卸し。
これを飛ばすと、「投資」が「気分ゲー」になる。
- 下がるのが怖い(含み損の数字で気持ちが削られる)
- 先が読めないのが怖い(ニュースで空気が変わるのが怖い)
- 不意打ちが怖い(決算、金利、為替、事件…)
- 自分の判断ミスが怖い(「なんで買ったんだっけ?」が来る)
※高校生向け1行
債券=国や会社にお金を貸して、あとで返してもらう約束。
株より“見える範囲の安心”を作りやすい。

要点①:債券=見える範囲の安心、株=見えない範囲の上振れ(期待リターンと交換)
ここ、テストで例えると分かりやすい。
- 債券:だいたい点数が読める“定期テスト”
- 株:当たり外れがある“模試”(上振れも下振れもある)
定期テストは安心だけど、急に100点にはなりにくい。
模試はブレるけど、ハマれば一気に伸びる。
ソフトバンク(9984)は特に、模試っぽい。
良い時は「うわ、伸びた」ってなるし、
悪い時は「え、そんなに?」ってなる。

インデックス投資と個別株:『何を取りに行くか』を副業で例える
自問②:それでも株を持ちたいのは何のため?(インフレ耐性・上振れ・配当成長)
怖いものが見えたら、次は「それでも何を取りたいか」。
よくある答えは3つ。
- インフレに負けたくない(物価が上がると、お金の価値が薄くなる感覚)
- 上振れを取りに行きたい(うまくいけば伸びる)
- 配当や成長の“積み上げ”も欲しい(時間を味方にする)
ここが言えないと、「債券でいいじゃん」に毎回負ける。
要点②:インデックス=平均を買う、個別株=“平均を上回る理由”を買う(説明責任が増える)
※高校生向け1行
インデックス=“みんなの平均”をまとめ買いする商品。
平均点を狙う戦い方。
- インデックス投資:平均点を取り続ける戦い方
- 個別株:平均点より上を狙う戦い方(理由の説明が必要)
ここを副業で例えると、もっと腹落ちする。
副業例:インデックス=コンビニバイト、個別株=自分の小さな店(メルカリ/せどり/ブログ)
- インデックス(平均):決められた時給で安定して稼ぐ
- 個別株(上振れ狙い):うまくいけば利益が伸びるけど、失敗もある
- 仕入れミス、需要読み違い、アカウント停止、季節外れ…みたいな“不確実性”がある
つまり、個別株は“事業っぽい”。
だからこそ、「平均を上回る理由」が言えないとしんどい。
ソフトバンク(9984)を持つならなおさら。
「なぜ平均より上を狙えると思うの?」を、
自分の言葉で言えないとメンタルが削れる。
要点③:投資目的で器を分ける(生活防衛/増やす/刺激)と迷いが減る
だから、あたしの型はこれ。
- 生活防衛の器:減ったら困るお金(ここは安全寄り)
- 増やす器:時間を味方にして平均を取りに行く(インデックス寄り)
- 刺激の器:個別株で上振れや学びを取りに行く(量は抑える)
ソフトバンク(9984)を入れるなら、だいたい「刺激の器」側。
生活防衛の器に入れると、日々の心が持たない。

自分ルール(1つ):『債券でいいじゃん』と思った日は、株の理由を1行で書けなければ買わない
「債券でいいじゃん」と思った日は、株の保有理由を“1行”で書けなければ新規買いしない。
1行が書けない時は、たいていこう。
- 目的がブレてる
- 理由じゃなく願いになってる
- 相場の気分に引っ張られてる
逆に、1行が書けるならOK。
例:
- 「9984は刺激の器で“上振れ”を取りに行く。量は抑える」
- 「平均を上回る理由を説明できる範囲だけ持つ」
締めの一行
「株をやる理由が言えない日は、相場じゃなく自分の目的がブレてる」

