朝のスマホって、だいたい心に悪い。
目ぇ覚めた瞬間に、景気の悪い見出しをぶつけてくるんやもん。
「パナソニック、26年3月期の利益予想を下方修正」。
……って見たとき、あたしの脳内は一瞬でこうなる。
「え、もうアカンの?」「家電の巨人がまた沈むん?」って。
でもな、ここで“感情の結論”まで走ると、あとで高確率で後悔する。
落ち着け、あたし。今日はちゃんと、理由を分解して、判断できる形にしてみよ。
まずは事実だけ置く。気持ちは後。
今回の話、ざっくり言うとこう。
パナソニックHDが、2026年3月期の通期予想を下方修正した。
数字はこういう感じやね。
- 売上高:7.7兆円
- 営業利益:3,200億円(従来 3,700億円 から)
で、原因として名前が上がってるのが、主に 車載電池(Energy)。
つまり「家電」やなくて、「電池」やね。
理由は複合やけど、ポイントはこのへん。
- 米EV市場の減速で販売数量が弱い
- 米国関税の影響
- 米国の税額控除(IRA関連)の想定下振れ
- 構造改革費用の増加
……うん、文字面だけで胃がキュッとなるやつや。
ただ一方で、「増える見込み」もちゃんと書いてある。
ここがね、投資家の気持ちをややこしくする。
- 生成AIサーバー関連(Industry)
- 航空機向け(Avionics / Connect)
- 蓄電システム(Energy)
悪い話だけで終わらせてない。
“下支え候補”も一緒に置いてる。ここがミソ。
あたしの仮説は、たった一行でパナソニックをまとめてみた
ここで、あたしは一回、雑にまとめる。
「いまのパナは、電池(逆風)× AI/蓄電(追い風)× 改革費(痛み)の綱引き株」
つまり、どっちか片方だけ見たらコケる。
- “下方修正”だけ見て「終わった」って決めるのも早い
- “AIで伸びる”だけ見て「未来しかない」って信じるのも危ない
世の中って、だいたい綱引き。
株価は、その綱の張り具合を日々見せてくるだけ。
「じゃあ何を見ればブレないん?」問題
ここで一番しんどいのが、情報の洪水やねん。
ニュース、決算、SNS、YouTube…全員が別の角度から叫んでくる。
だから、あたしは定点観測を3つに絞る。
多いと、結局ブレる。ほんまに。
- 通期予想が“再下方修正”されるか
これが一番の地雷。次が来ると、心理が折れやすい。 - Energyの悪化が止まった兆しがあるか
数量、税控除、関税コスト。説明が「さらに悪い」から「底打ちっぽい」へ変わるか。
“気配”の変化を拾う。 - AIサーバー/蓄電が“利益の相殺”に育ってるか
追い風は、言うだけなら誰でも言える。
数字で「ほんまに相殺できてる?」を確認する。
この3つだけ見てると、情報に溺れにくい。
全部追うより、“撤回条件(反証)”を持っておく方が精神衛生にええ。
で、あたしはどうするん?
ここ、いちばん大事やのに、みんな曖昧にするところ。
あたしの場合はこう。
- 新規で買うなら:いまは“監視寄り”。入るなら分割で小さく。
下方修正の直後って、「材料出尽くし」やなくて「次もあるかも」が怖い時期やから。 - すでに持ってるなら:
「①再下方修正なし」+「②Energyの説明が改善」+「③AI/蓄電が数字で伸びる」
この3点が揃うまでは、枚数を増やす判断は保留。
“祈りでナンピン”は、だいたい心を削る。
……なあ、あたし。
投資って結局、「当たるか外れるか」より、
外れた時にどう撤退するかを先に決めてる人が強いんよね。
最後に:パナソニックは「家電の気分」で見るとズレる
パナソニックって聞くと、どうしても家電のイメージが残ってる。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電池も乾電池のイメージ…な。
でも、今の論点はもっと硬い。
米EVの波・政策・関税・税控除・構造改革・AIサーバー・蓄電。
これ、もう“家電株”って呼ぶと、認知がズレる。
やから、今日の結論はこれ。
「気分で“終わった/買いだ”を決めずに、綱引きの引っ張り合いを3点観測する」
それだけで、かなりラクになる。
投資って、心の安定がパフォーマンスやからな。

