「人気株は嫌い。」
口では、そう言ってた。
だって人気って、だいたい割高っぽいし、
置いていかれる感じがして、イラっとするし、
何より“踊らされてる感”が嫌だから。
…でも、ある日気づく。
あれ? 人気株を嫌いって言いながら、上がり始めると気になってる。
そして、気づいたら追いかけてる。
今日は、その矛盾を逮捕する回。
今日の一文(または式)
「人気が嫌いなんじゃなくて、“自分が置いていかれる感じ”が嫌いなだけだった」

人気株・テーマの心理:9984で起きる自己矛盾と感情(買い手増加)
自問①:人気株を嫌うのは、割高が怖い?それとも負けた記憶がある?
まず、ここをはっきりさせたい。
「人気=嫌い」って、だいたい2種類の理由が混ざってる。
- 割高が怖い(高いところで掴んで落ちるのが怖い)
- 負けた記憶がある(以前、追いかけて痛い目を見た)
高校生の部活に例えるなら、
「強豪校が嫌い」じゃなくて、
強豪校にボコられた記憶が嫌みたいな話。
要点①:人気=買い手が増える現象(PERが動くのは“中身”だけじゃない)
ここがC05の核。
株価って、雑に言うと
買いたい人が増えると上がりやすい
これは“業績が良くなる”とは別で、
注目される/語られる/買う人が増えるだけでも起きる。
つまり、人気ってこういう現象。
- 人気=買い手が増える
- その結果、評価(PER)も動く
「中身(利益)が急に変わらなくても、値札(評価)が動く」ことがある。

9984(ソフトバンク)は“人気の波”が見えやすい(テーマで動きやすい)
ソフトバンク(9984)は、話題になりやすい。
ニュースや相場の空気で、注目が集まりやすい。
高校生向けに言うと、9984は
- “話題の中心に立ちやすいタイプ”
- だから 買い手の増減が目に見えやすい
この「買い手が増える空気」が来たとき、
“人気嫌い”のはずの自分が、急にソワソワする。
自問②:自分が実は狙ってるのは“成長”じゃなく“人気=買い手の増加”では?
ここで自白が始まる。
「成長株が好き」って言いながら、
実は見てるのが
- 利益の伸び(中身)ではなく
- 買い手が増える勢い(人気)
だったりする。
これ、悪じゃない。
ただ、狙ってるものが“成長”なのか“人気”なのかを言語化しないと、判断がブレる。
感情の罠:嫌いと言いながら、上がり始めると追いかける(自己矛盾の発生点)
矛盾が起きる瞬間って、だいたいここ。
- 下がってる時:
「人気とか無理。踊らされたくない。」 - 上がり始めた時:
「え、なにこれ。置いていかれる…。」 - さらに上がると:
「ちょっとだけ…」→ 追いかける
この“ちょっとだけ”が、よく事故る。

NTT比較でわかる人気の種類:短期熱?再評価?指数需給?(実務)
NTT(9432)は「人気の種類」が9984と違う(落ち着いた買い手階段)
NTT(9432)を比較役にすると、人気の違いが見えやすい。
NTTは(イメージとして)
- 生活に近い(スマホや回線の存在)
- 企業としての印象が“落ち着き寄り”
- 9984みたいな“話題の波”より、じわっとした買い手の階段が出やすい
つまり、人気にも種類がある。
要点②:人気を否定せず、人気の種類を分解する(3分類)
「人気=悪」じゃなくて、人気の燃料を見分ける。
実務はこれでOK。
1) SHORT HYPE(短期熱)
2) EARNINGS(業績の再現性)
3) BUYER LADDER(買い手階段:指数・需給・認知の積み上げ)
ここまで分けると、矛盾が減る。
例え話(副業版):行列店は“味”だけで行列ができるわけじゃない
副業で、たとえばキッチンカーを想像する。
- 味がいい → もちろん大事
- でも、それだけで行列ができるとは限らない
- SNSでバズる(短期熱)
- 立地で人が集まる(買い手階段)
- リピーターが増える(再現性)
行列は“価値”を作る。
でも、並ぶ理由は人それぞれ。
株の人気も同じ。
「人気=悪」と決めつけると、判断が雑になる。

自分ルール(1つ)
人気を感じたら「人気の燃料は何か?」を3択で判定(SHORT HYPE / EARNINGS / BUYER LADDER)
そして、ここが大事。
- SHORT HYPEなら、追うなら追うで“短期のルール”を作る
- EARNINGSなら、確認ポイント(数字)を置く
- BUYER LADDERなら、需給の段差がどこかを見る
“人気”を敵にしない。
飼いならす。
締めの一行
「嫌いなものほど、判断を雑にする。だから言語化して飼いならす」
