当面あたしは、PERを見るとき「何で割ってるか」を先に確認してみると思う。
PERって、つい「◯倍」だけ見て安心したり怖がったりしがちやけど、
最近あたしは、その反射がちょっと危ない気がしてる。
今日は前回の備忘録「温度計っぽい」みたいな空気の話じゃなくて、もっと地味な話。
PER=株価 ÷ EPS、この式の“どのEPSで割ってるか”の話だけをする。
たぶんここを雑にすると、「同じPER」って言葉に簡単に騙される気がするから。
※これは自分の学習メモ。売買を推奨する話ではないです。
※数値や指標は表示時点で変わるので、記録は“当時メモ”として扱う。
安直にPERを“信じる”と、だいたい分母で転ぶ気がする。
PERって便利やねん。
「割安」「割高」って、いかにも答えっぽい顔する。
でも、あたしの中で最近いちばん怖いのはここ。
- PER◯倍って見た瞬間に「安い/高い」って脳内で決着してしまうこと
…で、落ち着いて考えると、PERって割り算で、
割り算の怖さって、だいたい “分母の定義” に隠れてる気がする。
キーワード:PERをあたしなりに解釈すると…。
PERは、あたしの中ではいったんこう置き換える。
PER=「この会社の“1年ぶんの稼ぎ(EPS)”に対して、株価は何年分払われてるか」っぽい数字
…ただし、問題はその「1年ぶん」が、どのEPSの1年ぶんやねん?ってところ。
ここが曖昧なまま「PER◯倍」って言うの、
たぶん、地味に危険。
PER◯倍って見たとき、その分母が何EPSか意識してるか自問自答してみた。
正直、あたしは、意識してない時がある。
「◯倍」しか見てない時、普通にある。
でも、PERってこれやもんな。
PER=株価 ÷ EPS(問題は“どのEPSで割るか”)
- 実績EPSで割ってるのか
- 会社予想EPSで割ってるのか
- コンセンサスEPSで割ってるのか
ここが違うだけで、「同じ15倍」でも意味が別物になりそう。
改めてPERの“分母EPS”を4つに分けてみる
あたしが最低限、頭に置いておきたいEPSはこの4種類。
① 実績(TTM / 前期):過去の確定
これは「終わったテストの点数」みたいなもん。
確定してるから安心材料にはなるけど、未来を保証はしない。
- いいところ:確定、改ざんされにくい(気がする)
- こわいところ:未来の悪化・改善は反映しない
② 会社予想(ガイダンス):会社の宣言
会社が「こうなる予定です」って言ってるやつ。
信用しすぎても危ない気がするけど、無視しすぎるのも雑になりそう。
- いいところ:会社の手触り(本音は分からんけど)
- こわいところ:保守的/強気、どっちにもブレる
③ コンセンサス:市場の平均見立て
“みんなの予想の平均”みたいなやつ。
なんか一番中立っぽく見えるけど、平均ってだけで正しいわけでもないんよな…。
- いいところ:市場の共通認識の目安にはなる
- こわいところ:群れの安心感で、間違ってても気づきにくい
④ 自分モデル:自分の仮説(いちばん重要)
これ、いちばん不安定で、いちばん恥ずかしい。
でも、結局ここがないと、他人のEPSで一生割らされる気がする。
- いいところ:自分の判断軸になる
- こわいところ:根拠が薄いと妄想になる(だから“仮”でいい)
会社予想とコンセンサスがズレたとき、どっちを“市場の本音”として扱う?
これ、あたしの中でよく迷うポイント。
- 会社が強気、コンセンサスが弱気
→ 市場は「会社の宣言」を信じてないのかもしれん - 会社が保守的、コンセンサスが強気
→ 市場は「上振れ」を見てるのかもしれん
ただ、ここで断定できるほどあたし賢くない。
だから、あたしはこういう扱いにしてみたい。
- 会社予想=会社の告白(宣言)
- コンセンサス=市場の平均感情(平均見立て)
- 自分モデル=自分の仮説メモ(恥ずかしくても残す)
…この3つを並べて、「ズレてる」って事実だけ拾う。
当てにいかない。ズレをメモするだけ。
戦略として、PERを“割安判定”じゃなく「どの未来で割ってるか」として使う(仮)
ここから先は、あたし用の“迷子防止の型”。
A) まず「PER(分母:◯◯EPS)」と書いてから考える(ルール固定)
PERを見たら、こう書く癖を付けたい。
PER=15倍(分母:実績EPS)PER=18倍(分母:会社予想EPS)PER=20倍(分母:コンセンサス)
数字の印象より先に、「何で割った数字か」を見える化する。
B) 4種類のEPSを並べて「どの未来に市場が乗ってるか」を眺める
あたしが見たいのは、割安かどうかより、こっち。
- 過去(実績)で割ったPERはどう見える?
- 会社の宣言(会社予想)で割ったPERは?
- 市場の平均(コンセンサス)で割ったPERは?
- 自分の仮説(自分モデル)だとどうなる?
同じPERでも、分母が違うと意味が変わる。
だから逆に言うと、分母の違いを見れば「期待がどこに乗ってるか」が分かるかもしれん。
C) 自分モデルは“当てる”じゃなく“履歴を作る”目的で置く
自分モデルは、当てにいかない。
でも置く。
たとえば、
- 「来期はこのくらいまで落ちるかも」
- 「それでもこの事業は残るかも」
みたいな雑な仮説でいい。
あとで見返して、ズレ方を学習したいだけ。
例え話①:家賃が月10万でも、“込み”の中身で全然違う(PERも同じ)
「家賃が月10万」と聞いても、
- 管理費込み?
- 更新料込み?
- 駐車場込み?
- 光熱費込み?
…で、負担感って全然違うやん。
PERもたぶん同じで、
“込みかどうか”=分母(EPS)の定義で印象が変わる。
「PER15倍」って聞こえが同じでも、
- 実績EPSで割った15倍
- 会社予想EPSで割った15倍
は、体感がたぶん別物。
例え話②:副業でも「同じ利益」って言葉が、前提次第で別物になる
これ、副業でもちょっと似てる気がする。
たとえば eBay転売で「利益10万円」と聞いても、
- 送料・関税・返品を含めた “最終利益” なのか
- 仕入れと販売の差額だけ見た “粗利” なのか
- 為替(ドル円)のブレを加味した “実質” なのか
で、意味が変わる。
同じ「10万円」でも、体感の重さが違う。
アフィリエイトでも同じで、
- 発生(クリックや申込み)ベースなのか
- 確定(承認)ベースなのか
- さらにASPの単価変更や検索順位(外部環境)の影響込みなのか
で、数字の印象はガラッと変わる。
PERもそれに似てて、
「PER◯倍」って言われた瞬間に安心するんじゃなくて、
“その◯倍は、どのEPSで割った話なん?”って、前提を確認したほうが事故が減りそう。
同じPERでも「どのEPSで割ってるか」をさっとメモするのはありかもね。
ここは銘柄の結論を出す話じゃなくて、ほんまに“手順メモ”。
たとえば、ある銘柄を見て「PER◯倍」って出てたら、
PER=◯倍(分母:表示のEPSが何か確認)とまず書く- 会社予想とコンセンサスがズレてたら、ズレ幅だけメモする
- 自分モデルがあるなら、雑に1行置く(当てにいかない)
これだけで、A03の温度計の話に行く前に、
“そもそも計算の土台”が揃う気がする。
事故防止策
- 「同じPER」という言葉を信じない(分母が違えば意味が別物)
- PERを見るとき、最低でも 実績/会社予想/コンセンサス のどれかを意識する
- 自分モデルは当てにいかず、履歴化が目的(あとで自分のクセが見える)
今日の自分ルール
- PERを語るときは必ず 「PER(分母:◯◯EPS)」 と書く
- 例:
PER=15倍(分母:会社予想EPS)/PER=18倍(分母:コンセンサス) - 「同じPER」って言葉を聞いたら、まず “分母なに?” と心の中で聞く
- EPSは最低4種類で持つ:実績/会社予想/コンセンサス/自分モデル
- 自分モデルは“当てる”じゃなく“ズレを学ぶためのメモ”として置く
最後に
PERって数字やと思ってたけど、
ほんまは 「どの未来で割ってるか」の告白みたいなもんかもしれん。
当面あたしは、PERを見たら、
まず「分母なに?」ってだけ聞くところから始めてみようと思う。

