3年しか見ない”は怠慢か合理か:ソフトバンク(9984)とNTT(9432)で学ぶ「時間軸×ビジビリティ」戦略

市場心理の正体

「長期で持て。長期が正義。」
投資の世界って、こういう“正しそうな空気”が強い。

でも、ソフトバンク(9984)を眺めていると、ふと不安になる日がある。
「10年先の話、あたし根拠ある?」って。

逆に、NTT(9432)みたいな会社を見ると、こう思う。
「3年なら、見えること多くない?」って。

今日はその違いを使って、“3年しか見ない”は怠慢なのか、合理なのかを整理する回。

今日の一文(または式)

「3年しか見ないのは怠慢じゃなく、“当てに行ける範囲で戦う”って割り切りかもしれない」


3年の時間軸は怠慢?合理?—予想とビジビリティの霧を読む

自問①:「自分は“何年先”なら、根拠を持って語れる?」

ここ、テスト勉強に似てる。

  • 明日の小テスト:範囲が決まってるから、対策しやすい
  • 3年後の入試:方向は決められるけど、全部は読めない
  • 10年後の社会:ほぼ“ストーリー”になる(当て方が違う)

投資の「予想」も同じで、距離が伸びるほど霧が濃くなる

要点①:予想は遠いほど“ストーリー比率”が上がる(長期ほど霧が濃い)

ここで言う“ストーリー”って、悪口じゃない。
ただ、こういう意味。

  • 近い未来:数字や事実で確認しやすい(テスト範囲がある)
  • 遠い未来:希望や世界観が混ざりやすい(「たぶんこうなる」)

長期がダメなんじゃない。
長期は“当てる”より“耐える設計”が必要になるって話。

自問②:「長期と言いながら、実は“途中の暴落”に耐える設計になってる?」

ここ、めちゃくちゃ大事。

「10年で見たら大丈夫」って言いながら、

  • 下がったら眠れない
  • 含み損が怖くて損切りしそう
  • 追加で買う余力もない

こうなると、長期は“美徳”じゃなくて、ただの我慢大会になる。

要点②:3年縛りのメリットは「検証が早い/撤退判断がしやすい/反省が溜まる」

高校生の部活に例えると分かりやすい。

  • 3年の区切りって、大会・受験・進級で“結果が出る”
  • 結果が出るから、次の作戦が立てられる(反省が溜まる)

投資でも同じで、3年は検証のスピードがちょうどいい
「やったことが、次に活きる」距離感。

例え話:天気予報(当て方が違う)

  • 明日の天気:当たりやすい(傘が必要かは言える)
  • 3か月後:だいたい“季節の傾向”しか言えない(暑い/寒い程度)

投資の時間軸も、当て方が違う
だから「長期が正義」じゃなくて、戦い方の選択


ソフトバンク9984 vs NTT9432:3年ビジビリティで勝負する戦略

ここからが本題。
同じ“超有名な大企業”でも、3年で見えるものの量が違う

要点③:時間軸は「根拠の強さ」「耐えられる変動」「目的」で決める

まず、3つの軸を置く。

1) 根拠の強さ:何を見たら、判断できる?
2) 耐えられる変動(ブレ):下がった時に壊れない?
3) 目的:守りたいのか、増やしたいのか、刺激なのか

この3つで見ると、NTTと9984の“見え方”が変わる。

NTT(9432)は「毎月の積み上げ」が想像しやすい(ビジビリティ高め)

高校生にも身近な言い方をすると、NTTは

“スマホ料金みたいに、毎月の積み上げを想像しやすい会社”

もちろん細かい事業は色々あるけど、イメージとしては

  • 使う人がいる
  • 利用が続く
  • 収入が積み上がる

だから、3年の見通しは作りやすい。

ソフトバンク(9984)は「景色が変わりやすい」タイプ(ビジビリティが霧になりやすい)

一方、ソフトバンク(9984)は、見え方が違う。

高校生向けに超ざっくり言うと、9984は

“投資の当たり外れや、世の中の空気で景色が変わりやすい会社”

  • うまく行くと一気に評価が上がる
  • 逆に、空気が悪いと一気に冷える
  • 金利や市場の気分で「見え方」が変わりやすい

だからこそ、9984を題材にするC03のポイントはこれ。

「長期で語る」より先に、3年で確認できる“検証条件”を置く。

副業の例え(時間軸の腹落ち)

副業でも似たことが起きる。

  • 時給バイト:来月の収入が想像しやすい(NTT寄りの見え方)
  • せどり/メルカリ/ブログ:伸びる可能性はあるけど、ルール変更や需要で景色が変わる(9984寄りの見え方)

どっちが偉いじゃなくて、
見え方が違うなら、時間軸の置き方も変えるのが自然。


自分ルール:買う前に「3年で勝ち/負けの条件」を書く

自分ルール(1つ)

保有前に「3年で何が確認できたら勝ち/何が崩れたら負けか」を決める(検証条件を先に置く)

例(イメージ):

  • NTT(9432)なら
  • 勝ち:安定して積み上がる状態が確認できる
  • 負け:前提が崩れる(想定より積み上がりが弱い等)
  • ソフトバンク(9984)なら
  • 勝ち:自分が信じた“強み”が3年で確認できる
  • 負け:ストーリーだけが残って、事実が伴わない

ここで重要なのは、「3年で見えるもの」に合わせて条件を作ること。


締めの一行

「長期は美徳じゃなく、設計。設計できない長期は祈りになる」

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