PERは“割安指標”じゃない気がする。たぶん「世間の気分」の温度計や。
当面あたしは、PERを「安い/高い」を判定する道具っていうより、“世間の期待の熱”を見る温度計として使ってみると思う。
そのほうが、PERでありがちな事故(=雑に安心する/雑に怖がる)が減る気がするから。
※これはあくまで自分の学習メモ。銘柄の売買を推奨する話やないです。
「分かった気」を減らすための、独り言の整理です。
※数値は表示時点のもの。指標は更新されるので、記録は“当時メモ”として扱う。
PERね。まずは、用語を“信じない”ところから始めようと思う。
PERって便利やねん。
「割安」「割高」って、答えっぽい響きがある。
でも、あたしは最近その“答えっぽさ”が怖い。
投資って、たぶん「数字だけ」で片づくことより、
数字の裏に混ざってる空気のほうが事故の原因になりやすい気がする。
だからPERは、答えじゃなくて、
空気の温度計として眺めるぐらいがちょうどいいんちゃうか…って仮説。
「PER」あたしなりに置き換えて解釈してみた。
PERは、置き換えると、「世間がその会社に何度まで期待してるか」の温度計かもしれんね。
ただし“気分だけ”じゃなくて、金利やリスク許容度や物語(テーマ)も混ざった、倍率のごった煮でもある気がする。
PERが低い=「お買い得」って思考停止して決め打ちしてないか?
まず自問自答から。
- PERが低い → 安い
- PERが高い → 割高
…って、短絡的に、やりがち。
でも、これって、毎回そうなんやろか。
PERが低いのって、
「安く放置されてる」場合もあるかもしれんけど、
同じくらい「安い理由がある」可能性もある気がする。
逆にPERが高いのも、
「人気で買われてる」だけじゃなくて、
「期待が盛られてる」とか
「物語が乗ってる」とか、
そういう“空気”が大きい時があるかもしれん。
PERを“割安指標”から分解して引き剥がしてみる
PERはざっくり「株価 ÷ EPS」ってことやけど、
暗記より、何が混ざって歪むかを意識することも必要かも。
① EPSの状態:分母が動くと、PERは勝手に歪む
PERは倍率やから、分母(EPS)が落ちる途中やと、
株価が変わってなくても「PERが高く見える」ことが数式上はでるはず。
PERが高い=割高、じゃなくて
EPSが弱ってて“高く見えてるだけ”かもしれん、ってことを一回、疑いたい。
② 空気と需給が混ざると、株価(P)の状態も変わるってこと。
株価は業績だけで動かん日がある。むしろ派手に動く日は空気が混ざる。
- 地合い(全体のリスクオン/オフ)
- テーマ(流行り)
- 需給(理由が見えにくい動き)
PERは、この“P(株価)側の空気”を丸ごと背負う。
③ PERは「未来の会議室の温度」っぽい?
PERは過去の成績より、未来への期待の会議の温度に近い気がしてきた。
- 伸びると思われてる(熱い)
- 伸びないと思われてる(冷たい)
- 怖い(凍ってる)
- 夢がある(沸騰)
だからPERを「割安・割高」だけで片づけると、温度情報を捨てることになるかもしれん。
自問②:自分はどこで見誤りそう?|“温度”を「価値」と勘違いする
あたしがやりそうなミスはこれ。
- 世間が熱い(PER高め) → 良い会社、って短絡しそう
- 世間が冷たい(PER低め) → 終わってる、って切り捨てそう
でも熱い/冷たいは、価値の一部は映すかもしれんけど、全部ではない。
…くらいで、置いておかないと火傷しそう。
戦略としてPERを“温度計”として扱うための、仮の手順を考えてみた。
正解じゃなくて、迷子防止の仮置き。
A) PERを見る → まず温度で言語化する(安い/高いを封印)
PERを見た瞬間に「割安/割高」って言わずに、
先にこう言い換える。
- 熱い?冷たい?凍ってる?沸騰?(雑でOK)
B) 次にE(EPS側)を確認して、「温度か、Eの歪みか」を切る
PERは P/E。
だから「PERが動いたっぽい」と感じたら、まずこう疑う。
- EPSが変わって見え方が変わった?
- それとも、EPSは同じでも期待が変わった?
完璧に追わない。1行メモでいい。ただし、ニコイチで考える。
C) 最後に外枠(地合い+テーマ)についても軽く可能性を置いて考えてみる。
PERの温度は個別だけじゃなく、全体の空気も背負う。
- 金利(倍率の空気)
- テーマの流行り廃り
- リスクオフっぽさ
断定しない。仮置き。
具体例として仮説立てシナリオ考えてみた。
株価が動いたとき、当面の4択はこれでいい気がする。
- 「業績や見通しが変わった話っぽい」→ EPS要因っぽい
- 「評価(期待の温度)が変わっただけっぽい」→ PER要因っぽい
- 「どっちも絡んでそう」→ 両方っぽい
- 「理由が薄いのに派手」→ 需給っぽい
当てにいかない。仮でいい。ちょっとシナリオ考えてみる。
でも仮置きでもシナリオがあると、あとで見返したときに「自分の癖」が見えやすい。

ちょっとソフトバンクで“PERの温度”を、断定せずに仮置きしてシナリオ考えてみた。
最近ちょうど、ソフトバンクを眺めてて思った。
PERって、ほんまに「割安指標」って言い切ると事故るかもって。
ここでやりたいのは、ソフトバンクが良い/悪いを決めることやない。
「PER=温度計」って見方が成立するか、検証の入り口を作るだけ。まぁ、材料ってこと。
SBIの画面だと、例えばこういう数字が出てた(※その時点の表示値)。
- 株価:17,410円
- 予想EPS:2,316.4
- 予想PER:7.52倍
このPER(7.52倍)自体は、「熱い/冷たい」の結論じゃなくて、
“いま市場が払ってる倍率”のメモにしておく。
で、ここから先が大事で、あたしは一回こう言い聞かせようと思う。
このチャートだけで「PERが冷えた/熱かった」とは言い切れへん。
なにしろPERは P/E で、E(予想EPS)が動いたら見え方が変わるから。
ただ、それでも“温度仮説”のシナリオはできる。
たとえば、いまの予想EPS(2,316.4)が大きく変わってない前提なら、
株価が上のほうにあった時期は、倍率(PER)が高め=温度が高めやった可能性はある。
逆に、株価が落ちてきた局面は、倍率が縮んだ=温度が下がった可能性もある。
※もちろん、途中で予想EPSが上がった/下がったなら解釈は変わる。
だから断定しちゃダメ。「EPSもセットで見たい」から次の手順を残す。
あたしの仮置きは結局、ここに戻る。
- EPS要因っぽい?
- PER要因っぽい?
- 両方っぽい?
- 需給っぽい?
これだけでも、PERを「割安/割高」で雑に処理する事故は減りそうな気がする。
副業でたとえると(独り言の置き換え)
これ、アフィリエイトにちょっと似てる気がする。
売上が落ちたときって、
「記事の質が落ちた」だけじゃなくて、
検索の空気が冷えたとか、
単価が落ちたとか、
外側の温度で急に数字が変わる日もあるやん。
あれと同じで、株価もたぶん、
会社が変わったというより
期待の温度(倍率)が変わっただけって日があるかもしれんよね。
だからあたしは、PERを見たとき、
「割安/割高」より先に、温度がどう動いたかを1行だけ残そうと思う。
事故を減らすために(短く3点)まとめてみた。
- PERを見た瞬間に「安い/高い」で結論を出さない(まず温度で言い換える)
- PERが高いとき、「人気」だけじゃなく「Eが落ちて高く見えてるだけ」も疑う
- 大きく動いたときは、需給の可能性も一回だけ考えてみる(仮でいい)
今日の自分ルール(コピペ用)
- PERは「割安指標」より先に “世間の気分の温度計”として読む(仮)
- PERを見たら、まず 熱い/冷たい/凍ってる/沸騰 のどれかで1行メモ
- 次に「E(予想EPS)が動いて見え方が変わってない?」を一回だけ疑う
- 株価が動いたら EPS要因 / PER要因 / 両方 / 需給 の4択の仮説シナリオを仮置きする
- 銘柄例を使うときは「結論(買い/売り)」じゃなく「分解の順番」だけ残す
最後に
PERって、便利すぎるからある意味怖い。
でも「温度計」やと思って眺めるなら、ちょっと優しく扱えるかもしれない。
あたしは暫く、この見方でやってみようと思う。

