朝、スマホでニュースを流し読みしてたら、「○○の供給不安」「地政学リスク」「異常気象」みたいな単語が並んでてね。
ふーん…って思いながら出勤して、昼休みに相場を見たら、もう値段が動き終わってたりする。
…これ、何回もあった。
ニュースを読んで「なるほど」と納得した頃には、相場はもう次の景色に行ってる。
で、後追いで入って、じわっと不利な位置から始めて、疲れる。あたしはそれを何度かやった。
だから今日は、連載の芯になる回。
「ファンダを追うな、値段を見ろ」を、生活者の言葉で腹落ちさせるで。
結論はこれ。
コモディは“価格が先”。 見方を「トレンド→理由→行動」にするだけで、迷子が減って事故も減る。
※これは投機を煽る話ちゃう。
資産防衛として「観測の順番」を整える話やで。
コモディは「理由」で負ける年がある(生活者の違和感)
コモディの解説って、だいたい筋が通ってる。
「天候が悪い」「輸送が止まる」「戦争で不安」「政策で供給が減る」。うん、分かる。
でも、分かった瞬間にこうなるねん。
- じゃあ、いつ買う?
- どれくらい買う?
- どこでやめる?
理由を追うほど判断が遅くなるのは、たぶんこういうこと。
真面目に解説を追うほど“行動”が後ろにズレる
ニュースは整った言葉で説明してくれるぶん、どうしても「後追い」になりやすい。
しかもコモディは、絡む要素が多すぎる。
- モノ(現物がある)
- 地域(産地が偏る)
- 天候(急に変わる)
- 政策(突然の規制)
- 輸送(港・海運・保険)
- 地政学(最悪はゼロになる)
これ全部、理解してから動こうとしたら遅い。
生活でも同じやん?「値上げの理由」を理解してからレジに並んでも、支払いは逃げへん。
だから、ここは割り切る。
“当てる”より、“迷子にならない”を優先する。
なぜ「価格が先」なのか(価格=情報の集積)
価格は、みんなの予想と不安と欲を全部混ぜた“合成スープ”
相場って、誰か一人の意見やない。
いろんな参加者の情報が混ざって「いまの値段」になってる。
- 現場(生産者、商社、輸送)
- 企業(仕入れ、ヘッジ)
- 投資家(期待、思惑)
- 政策・金利・為替の影響
つまり、価格は情報の集積。
ニュースはその後から「説明」をつけに来る。
残酷な話:相場は“事実”より“期待”で動く
コモディは特に、「足りない」「危ない」の事実より、“これからどうなると思われてるか”で動く。
- 供給不安が出た瞬間に上がる(事実が起きる前)
- 供給回復の気配が見えた瞬間に下がる(まだ不足でも)
だから「理由が正しいのに、値段が逆に動く」ことが起きる。
これ、知らんとずっと腹が立つ。あたしも最初そうやった。
迷子にならない手順:トレンド→理由→行動(再現できる型)
ここからが実務。
あたしのルールは、めっちゃ単純にしてる。
① まずトレンド判定(上・下・横)だけ先にやる
“今どっち向きか”だけ見る。理由は後。
トレンド判定のチェック(初心者向け)
- 上向き(上昇トレンド)
- 高値更新が続く
- 押し目が浅い(下げてもすぐ戻る)
- 下がった日に買いが入る(戻りが強い)
- 下向き(下落トレンド)
- 安値更新が出る
- 戻りが弱い(上げても続かない)
- 良いニュースでも上がらない
- 横ばい(レンジ)
- 上も下も抜けない
- 上げても売られ、下げても買われる
- 方向感が出ない
まずこれで「向き」を決める。
理由探しは、そのあと。
② 次に理由を確認する(答え合わせ扱い)
理由は「行動のスイッチ」やなくて、「納得の補助輪」。
あと付けの解説に踊らされないために、こう考える。
- トレンドと理由が一致してる → 参加者が同じ物語を見てる
- トレンドと理由がズレてる → すでに織り込み済み、期待が変わってる
このズレの方が、むしろ情報量が多いねん。
③ 最後に行動を決める(分割・枠・撤退までセット)
コモディで一番危ないのは、「買う」だけ決めて「やめ方」がないこと。
行動は3点セットにする。
- 分割:一気に入らない(回数・期間を決める)
- 枠:コア枠か、トレード枠か(目的を固定)
- 撤退:損切り/利確/期限(祈らない)
最小テンプレ(そのまま使える)
- 分割:3回 or 5回で入る(期間も決める)
- 枠:これはコア?トレード?(混ぜない)
- 撤退:下向きに変わったら撤退/期限○週間で見直し
「感情」じゃなく「設計」で動く。これが資産防衛の基本や。
副業の話に例えると、一発で分かる(でも戻る)
ここ、例え話を短く入れる。
副業でも、こういう人おるやん?
- ノウハウ集めに時間を使って、行動が遅れる(=理由探し)
- でも本当は、まず見るべきは数字(=売上/成約率)
- 数字が動いてから、原因を検証して改善する(=理由の答え合わせ)
コモディも同じ。
「価格(数字)→理由(検証)→行動(改善)」の順番にするだけで、迷子が減る。
よくある誤解:「高いから売る/安いから買う」が刺さらない理由
生活者の感覚としては、安い方が買いやすいし、高いと買いにくい。
でも相場は、生活と違う。
トレンド相場は「高いまま上がる」
コモディは、押し目が来ない年がある。
「待ってたら買えない」って状況、普通に起きる。
そのとき、逆張りで「高いから売る」をやると、
上昇トレンドに踏まれて、心が先に折れる。
逆張りがダメじゃない。“根拠が願望”になるのがダメ
逆張りするなら、せめてサインが欲しい。
- 高値更新に失敗した(勢いが落ちた)
- 材料に対して価格が反応しない(織り込み)
- 反発が弱い(買いの力がない)
「高いから」だけは、いちばん危ない。
それは相場への意見じゃなくて、自分の感情やから。
まとめ:見るべきは「値段の向き」+やってはいけないこと
今日の要点、短くまとめるで。
- コモディはニュースより先に値段が動く
- 見方はトレンド→理由→行動の順
- 行動は分割・枠・撤退までセット
- 「高いから売る」「安いから買う」は、トレンド相場では危ない
“やってはいけない”チェックリスト
- ニュースを読んでから勢いで買う
- 一括で入る(入口が一発勝負)
- 撤退ルールなし(祈り運用)
- 理由集めで満足して、行動が決まらない
※補足:レバ商品(CFD等)は、儲けより先に「退場リスク」が本体や。慣れてないなら順番は最後でええ。
次回予告
次は、生活者として一番効く話をする。
「インフレは円安だけじゃない。素材(銅)が生活に来る順番」
ニュースじゃなく、上流(素材)から家計を守る見方へ落としていくで。
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